Foltia with AppleScript

Foltia animelockerのトラブルシューティング

不具合の定義

不便なので不具合の現象に名前付けて見ます

正式な名前があるわけじゃ無いと思うんです。 誰か言葉の定義をしていただいているなら申し訳ないですが、ここでは以降の文章を簡略に記載するために、録画の不具合のいくつかの形を私なりに定義したいと思います。

不具合事象1:ドロップ

軽い時は横に長めの均一の線が入ったり、音声が途切れたりしますが、ひどいとこんな形の塗りつぶされたような絵になります。 これだけデーターが欠損しているとCMスキップやMP4変換に異常に時間がかかってしまいます。

現象としては絵に縦線やブロックノイズが発生して音声も途切れ途切れに聞こえます。 ブロックノイズ発生以降の記録は音声と画像がずれてしまって普通には閲覧不能になります。 恐らくノイズの程度で2種類の表現系を取ります。

ノイズが多い場合、上の例の様に絵の下半分た縦方向に塗りつぶされる(スメアー現象)が発生します。 この状況になると、MP4エンコードCMカットに異常に通常の10倍近く時間がかかってしまって、以降の録画のエンコードが進まず、MP4ファイルがいくら待っても出てこなくなります。  この状況はサムネールキャプションを見ても確認出来るので、録画の選別は楽です。

一方でノイズが少ないと下の例のように、横一本のノイズが入ったりするのが頻発します。 一般的に言われるブロックノイズというやつですかね? 

ノイズの数が少ないとこういった横線一本とかのノイズが画像に見られます

状況からの推測になりますが、アンテナ信号に何らかのノイズが混入することで映像が乱れるのだと思われます。 テレビのアンテナ信号に含まれるノイズ訂正用(冗長性確保のため)安全マージンのデーターの許容範囲を超えると発生するのだろうと推測されます。

信号強度が低いだけが原因じゃない

こういったノイズは普通の地デジテレビだと良く雷や悪天候の日に見られがちですね。 でも地デジテレビで乱れない電波状況でも、PLEXのチューナーを使ってFoltiaで記録すると映像に乱れが生じる気がします。 もしかしたら地デジテレビのノイズ訂正技術がPLEXに比べて良すぎるのかもしれませんが、それ以外にも巷で言われているように、PLEXのチューナーのアンテナ信号の入力ダイナミックレンジが低く設定されすぎていて、相対的に入力信号が大きすぎるためアンテナ信号がレンジアウトしている可能性があります。

ちなみに私のシステム2の自宅の環境で、マスプロ電工 デジタルレベルチェッカーで測定して見ると。 70-80dBとかきちんとレベル出ていても、USB接続型の PX-Q3U4だと、ブロックノイズが多発して視聴に耐えられない状況になります。

マスプロ電工、デジタルレベルチェッカー

 

不具合事例2:ホワイトアウト

この現象は2023年1月以降(Ver6.1.17以降)多発していると思います。皆さんも苦しんでるんじゃ無いかな? これはある時点の録画以降、サムネールキャプションが真っ白になってしまって、その後全く録画が出来なくなる現象と定義しました。 

ホワイトアウトは、キャプションの作成が完了しているのにサムネイルが一枚も表示されない、真っ白な状態になります

MPEG2のtsデーターはきちんと保存されているので、B-CASでの暗号復号が上手くいっていない状態ですね。 これが発生すると夜間のその一晩の番組が全部記録失敗になるのでかなり痛いです。 マニュアルで事後に復号する方法もあるようですが、そこまでするぐらいならインターネット上のキャプチャー職人さんのファイルをダウンロードした方が早いかなと思ってます。

これも状況からの推測になりますが、/var/log/messagesを見ると

foltia pcscd: openct/proto-t1.c:221:t1_transceive() fatal: transmit/receive failed
foltia pcscd: openct/proto-t1.c:177:t1_transceive() T=1 state machine is DEAD. Reset the card first.

この二つのエーラーが頻発している事がわかります。これ外付けのB-CASへのアクセスでエラーが生じている訳ですね。 これはPCカード適宜リセットすることで回復します。

不具合事例3:チューナ認識不良

珍しいですが、上手く記録出来ないときに設定管理>チューナー状況確認>でチューナーを確認しにいくとチューナーが8チャネルあるはずが4チャネルしかなかったり、録画している時間でも無いのにチューナーが反応しないことがあります。 この状況だとチューナーを再起動するか、PCを再起動するしか対応が無い場合があります。

 

まだ不具合の状況があるかも知れませんが、必要なら後日追記してゆきます。